授業風景
授業内容
授業は、そろばん(10級から1級、初段から10段)の進級を目指して練習を行います。暗算力や地頭力の強化を目指すため、進級するにつれ、【教育内容(下をご覧ください。)】に書いてあるさまざまな科目を行います。
その他、当塾では4ヶ月に一度、「速算」という時間内にどれだけ多くの問題を解けるかを力試しする時間を設けています。

また、検定試験に初めて合格された際に賞状ケースをプレゼントしています。
級が進むにつれ、合格の賞状をファイルに入れていくのは楽しいことです。
お子さんのモチベーションにもなります。
また、塾報(月に一回発行)にも、合格者の名前を記載しています。
それでは、当塾ではどういう練習をしているかといいますと、
「そろばんの上達度とあんざんの上達度は比例する」
というのが持論です。

そこで、みとり暗算は、そろばん8級(平均入塾から3ヶ月。個人差はあります。)から早速スタートします。
読上暗算とフラッシュ暗算は、そろばん6級から。
かけ暗算とパソコンかけ暗は、そろばん5級から。
わり暗算とパソコンわり暗は、そろばん4級から。
というように早い段階から暗算を取り入れています。
実際、現在そろばん3級を合格する程度の生徒は2ケタ×2ケタ、4ケタ÷2ケタの暗算を練習しています。
しかし、進級して資格を取らせることに主を置き、そろばんの効果である暗算に力を入れない塾が多くあります。
当塾では大きくなってからも残る地頭力を身につけることを目的とした指導を行っております。
教育内容
当塾で教えるのは、かけ算(×)、わり算(÷)、みとり算(+)の他に、読上算(口頭で読上げた数字を足していく)を行います。
暗算も同様に、かけあん算(×暗)、わりあん算(÷暗)、みとりあん算(+暗)の他に、フラッシュ暗算(パソコン上に出てきた数字を足していく)や読上暗算(口頭で読上げた数字を暗算で足していく)を行います。
上達するにつれ、上記以外に伝票算(伝票形式の見取算)や、開平(かいへい。ルート計算。例えば√25=5など)も行い、暗算でもできるようになります。
小学1年生で入塾した場合、運指法(指の使い方。これがキチンと行われないと、上級の計算はできません。)と掛け算九九は徹底的に教え込み、正しく習得できてから、入門に入ります。平均で4年生で3級の練習をしています。(個人差はあります。)
進級していくと種目の中に、得意なものや不得意なものが出てきます。
得意なものはどのくらいできるのか、苦手なものはどの科目なのかを確認するため、当塾では速算と言い、4ヶ月に1回(7月・11月・3月)かけ算・わり算・みとり算・かけあん算・わりあん算・みとりあん算の6種目を時間を計って採点します。
生徒一人一人の種目ごとのデータを残し、次のステップに生かすよう心がけております。
なお、生徒たちにも励みになるように、自分の過去最高点より100点アップした場合、ご褒美に図書カードを贈っています。
また、一応順位をつけるので各回ごとにラッキーナンバーとして順位に該当する場合、ジュースを進呈しています。(ラッキーナンバーが"7"の場合、7、17、27、37、47位にジュースとなります。)
昭和53年より行なっており、2011年3月で109回目となっています。
【わりざん】
3,724÷76

筆算でも最初の答えを考えるのは同じで、わる数の位の大きい数のかけざん九九を利用します。つまり、上の例では、37÷7=5…2ということで仮の答として5を考えます。そのあと、76に5をかけ、1の位から6×5=30、次に10の位で70×5=350、合わせて380になりますので、5という答では計算できないことがわかります。そこで5より小さい答として4を次の仮の答とします。
ほどと同様にして6×4=24、70×4=280、合わせて304、これでわられる数の上位3けたより小さい答が出たので、ひきざんをします。372-304=68、この68に1の位の4をうしろにつけ、684÷76を行ないます。
やはり、68÷7=9…5、よって6×9=54、70×9=630、合わせて684でわりきれ、答が49となります。

では、珠算式暗算ではどうするか。
頭の中にソロバンをうかべ、372をイメージします。最初の答の考え方は筆算と同じで、7の段のかけざん九九を考えますから5という答をイメージし、70×5と6×5の計算で380になり計算が出来ないことがすぐわかります。
そこで4の答で70×4の答を372からひきながら6×4も行ないます。すると68がのこるので1の位の4をうしろにつけ684÷76で、すぐに9という答が出ます。
【見取り算】

123
456
789
987
654
321
一の位から、3+6+9+7+4+1=・・・のような一桁ごとの計算は誰でも出来ます。
珠算式あんざんでは、3桁までの足し算、引き算は一気に計算します。
この計算は、そろばんを教えている塾でもやっていないところもありますので、ご注意ください。
塾からのお知らせ
当塾では親と子の接点を重要と考えています。
塾からも月に一度「たから」というかわら版を作成し、検定試験の結果や塾の近況などを報告しています。
ですが、日々の授業の感じや雰囲気、先生の性格など、どんどんお子さんに聞いてみてください。
お子様との共通の話題になれば幸いです。